給与とは一体何か〜給与から理解するお金の流れ〜

あなたはお金をどこから得ているでしょうか?お金の流れというものを考えた時にまず自分を基準に考えてみるとわかりやすく実感しやすいのは一般的な考え方です。そこで、今日は多くの人が会社に属し、そこから給与を得ていることから、自分の給与から考えてどのようにお金が流れているかを考えてみたいと思います。
これを考えることによって、自分の給与というものの妥当性とどのように社会に貢献しているのかを考える糸口になるのではないかと思います。
一般的な給与について知りたい方は、給与明細の見方を調べると良いかと思います。

目次
会社からもらえる給与
会社としては自分にどれだけの費用がかかっているか
会社から求められるもの
まとめ

会社からもらえる給与

会社に属して仕事をすると会社から給与という形で報酬を得ることができます。この給与をしっかり考えることによってお金の流れがわかってきます。給与明細には、勤怠と支給、控除の3つのブロックに別れて記載されています。これは、その月に働いた日数、時間に応じて支給額が決定し、そこから色々計算されて控除額が決まります。そして支給額から控除額が差し引かれたものが給与手取り額として銀行に振り込まれます。
実際に、会社からもらっている金額というのは、明細で言うところの支給額であると言えるでしょう。控除額は、個人が国に払わなければいけない所得税であったり、住民税であったり、厚生年金であったりであり、給与明細に記載されているのは給与天引きという制度があるからにほかなりません。

上記のことから会社として給与の話をするときには、この支給額で話をしますので、個人としても支給額を念頭に置いておくのが誤解がなくて良いかと思います。

会社としては自分にどれだけ費用がかかっているか

さて、個人が会社からもらえる給与が支給額であるということを理解したところで、会社が社員に対してかけている費用というものも存在しますので、そのお話をしたいと思います。
まず、会社が負担しているのは、厚生年金、健康保険です。会社に属していると会社と折半しますから自分が払っている金額分会社も負担しています。あとは会社に席があればその空間とパソコンなどがあればそのリース代とか購入代、そして電気代などの光熱費がかかっています。このような備品とか光熱費とかは会社全体で管理するのが一般的かと思うので、それを社員数で割ればその他の費用がわかります。
このように考えると社員1名にかかる費用もそんなに小さくないですね。そこで、自分が仕事をする上でどれだけの売上を上げているかを考えると原価という考え方から自分の原価がどれだけで会社にどれだけの利益が入っているかを理解することができると思います。ここまで考えるとようやくその会社で自分がどれだけ貢献しているかがわかるのです。

会社から求められるもの

自分がどれだけ会社に貢献しているかがわかったところで、自分が求めるものを考えるよりも先に会社が社員に何を求めているかを理解することはとても重要だと思います。それを理解できた上で自分が何を求めることができるのかを判断できます。
会社はあなたに何を求めているのでしょうか?それは、会社が社会に対して何をしようとしているのかを考える必要が有ります。
どの会社にも企業理念というものが存在します。答えはその中にあります。その企業理念から部、課、グループの目標とかが作られるので、そこから自分がどのように会社に貢献するかを考えると良いでしょう。
従業員は、常に会社にどのように貢献しているかを考える必要があるような気がしているのです。そしてその働きによって報酬を得る流れになります。会社はそれにより社会に認知され、収益があがります。つまり、すべては繋がっているのです。

まとめ

給与を自分の観点ではなく、全体像から眺めてみるとどのような働きをすべきかが見えてくるのではないでしょうか。僕も昔は給与の目先のことしか考えていませんでしたが、歳をとり経験を重ねるに連れて給与にある裏の意味的なものを感じるようになりました。それを早いうちに理解して、会社に貢献できるようになれば、早く給料が上がっていくことになるような気がしています。

これを気に一度自分の働きを考えてみるのもいいかもしれません。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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