発生している問題の解決は?

組織として何か問題が発生している時にその解決をどのようにするかということで悩むことが多いかと思います。そんな時問題の本質というのを見極める必要があります。

例えばシステム開発などでバグが発生した場合には、そのバグの根本の原因を突き止めることに注力します。それに時間がかかるようであれば、暫定対応してシステムが動くようにしてから恒久的にどのような対応をするのかを根本原因を探りつつ、見極めることになります。この場合には、人間が絡んでいるわけではないので機械的に行うことができます。

実は、組織の場合にはこれと同等の対応を行う必要があります。特に組織の場合には、リーダーといて大事な要素は自我を如何に制御するかという人間的な要素が多く絡み、構成するメンバーもリーダーの本質を理解するしないにかかわらず肌で感じ取ってしまうため、そこから信頼関係などが構築されたり崩壊してしまったり、様々な問題が起こってくるのです。問題が発生する一つの要素はここにあります。これはお互いが精神的に大人になることで問題が解決に向かうことが可能になりますが、それぞれが気づく必要があり、なかなか難しいことだと思います。

次に、問題が発生している人たちに目を向けてみることにします。
その問題はなぜ起こったのかを短期的に見ることは誰でもできますし、多くの人がそのような目で見ます。しかし、先ほどお伝えしたような問題の本質というものは、短期的に見ていては理解できないことが多いと思っています。問題が発生している部分の背景に何があるのか、その問題が起こった過程を過去に遡って見ることによってより問題の本質が見えてきます。このように長期的な視点で見ることが必要になるのです。
根本解決には時間がかかります。なぜなら人のそれまでの受け取り方などが関係しておりそれを正すことができるのかできないのかはその人次第でもありますし、リーダーの導き方次第でもあるからです。導き方は導く対象となる人によって変えなければいけないためかなり困難な作業になります。
しかし、これを実施しなければ再発する可能性は大いにありますし、同じ根本原因で別の問題が発生する可能性もあるのです。

組織の運営が難しいところがこの部分となります。これをすべて一人の人で対応できないため、組織はピラミット構造にして、各グループにリーダーを置き、まとまった単位で問題を解決していくのが、一番よいかと思うのです。
リーダー同士の一致団結はとても大切で情報伝達の漏れなどが内容にしなければいけません。

組織の問題は重要性によって誰が対応するかも変わってきます。

このようなことから組織の教育、メンバーの教育というのは、組織のビジョンも含めてとても大事になってくるのです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。